2018-01-01から1年間の記事一覧

No.326

<CD・DVD・TV・MOVIE> 「O Sole Mio」(フランチェスカデムーロ) 女性が歌うものしか聴いていなかったので、男性歌手の迫力に鳥肌が立ちました。 「Footsteps- Ryu Matsuyama -」 イタリア生まれ、イタリア育ちの日本人をメインボーカル&ピアニストとする…

「花の街」 050

團先生の名曲の一つですね。本来は合唱曲ですが一人で歌う場合はそれぞれのレッスンでアドヴァイスいただいていることを意識しつつたっぷりとしたイメージをもって大きな広い感覚をもって歌っていくとよいと思います。伴奏に合わせて歌うというよりは歌に伴…

「さくら さくら」 049

Simple is Bestというべき課題ですね。この課題でトレーニングすることは大きく見ると2つです。1つはたっぷりとしたレガートで歌うこと。2つめは言葉をしゃべりすぎないこと。この二つです。この歌の子音をたてすぎるととても滑稽な歌になってしまうのでどれ…

「風」 048

あまりにもシンプルな楽譜で時代を感じてしまいますが、案外このシンプルさというのは現代の人にとっては難しいかもしれません。この時代の音楽は楽譜だけみても現代の楽譜ほど複雑ではありませんし、リズムがシンプルです。綺麗な楽譜といってもいいでしょ…

「雨降りお月」 047

子供のための歌なのかもしれませんが楽譜だけみると案外音域も広いですし、童謡というよりはどこか演歌調の曲な感じすらします。曲の感じとこの音域の広さを考えるとあまり重くならずに歌いたいですね。八分音符と四分音符でリズムの感じ方を変えてもいいか…

「里の秋」 046

声楽的な目線で楽譜をみると歌い辛い曲だなという印象です。理由は音の跳躍が多いことが一点、高い音よりも低音に下がってくるほうが印象的なことがもう一点でしょうか。上昇形というのはある程度勢いやパワーでもっていきやすいのですがそれよりも下降形の…

「夕焼小焼」 045

誰かに教わった記憶も楽譜をみたこともないですが何故かしっているという不思議な歌ですね。この曲は上手に歌う必要がないと思います。楽譜に正確に歌うということや、いい声で歌うということも大事だと思います。なのでソルフェージュ的に正確に歌うことを…

「冬景色」 044

尋常小学校唱歌の一曲ですね。 まさに名曲といっていいと思います。作曲者、作詞者は不明なのですが尋常小学校唱歌としてずっと歌われてきた曲です。作曲家の源田俊一郎先生の「ふるさとの四季」という複数の唱歌を繋げた合唱曲の中にも登場します。全てが名…

「ふじの山」 043

譜面をみて尋常小学校唱歌を見てみるとなんてシンプルな楽譜だろうと思います。これと今のポップスの音の複雑さと見比べると違いに驚きます。基本的には小さくなり過ぎないというのが一番大事だと思います。イメージとしてはレガートな曲ではありますが「我…

「早春賦」 042

私も日本語のコンサートなどではよく取り上げられる曲です。尋常小学校唱歌の中の一曲ですがこの全集の曲はどれも素晴らしく美しい曲ばかりで全く色あせることがありません。中高年からご高齢の方の合唱団の多くはこの尋常小学校唱歌などをベースに歌われる…

「朧月夜」 041

とても声楽的な歌だと思うことが多いです。まずレガートで歌うこととある程度の音域がもとめられること、「はるかぜそよふく」などはけっこう嫌な音域なので決して歌いやすい曲ではありません。しかし元来「尋常小学唱歌」の中の一曲なので綺麗に歌うという…

「夏は来ぬ」 040

明治29年発表の曲ということで100年以上前の日本の歌としては少し面白い曲ですね。言葉の一つ一つに音符とリズムがついてテンポも少し速めなので曲の形としては現代曲、または現代のポップスの形が少し現れている曲ですね。ある程度アップテンポの曲のほうが…

「手のひらを太陽に」 039

作詞者は「アンパンマン」のやなせたかしさんですが聞きやすい、聞き取りやすい、歌いやすい曲だと思います。でも冷静に歌詞を読むとかなり深い歌詞だなと思ってしまいますね。「いきているからうたうんだ」「いきているからかなしんだ」なんてどこか哲学的…

「幸せなら手をたたこう」 038

この曲を聞くとどこか懐かしく子供のころを思いだしてしまいます。でも言ってしまえばオペラ歌手のような声をだしたりといった極端なことを考えなければ誰でも気軽に歌えるから色んな場所で使われているのだと思います。今回初めて楽譜としてみましたがこう…

「こんにちは赤ちゃん」 037

私の感覚ではこの曲をポップスと言っていいのかすら難しい感覚なのですが昭和38年のレコード大賞なのですから今の時代のAKBの楽曲のような感じだったのでしょうか。サビの部分「こんにちは赤ちゃん」だけ聴くと童謡のような雰囲気もするのですがP124、1段目3…

「いつでも夢を」 036

まず楽譜のシンプルさに驚かされますが、このシンプルな音楽が昭和37年の日本レコードグランプリ大賞をとったのですから当時の人々の心を動かす何かがあったのでしょう。こんな四分音符だけの楽譜というのは今どき子供の童謡でも中々みられません。しかし、…

「テルーの唄」 035

音域も低めですし、ゆっくりなテンポなので声のトレーニングにはとてもよい課題だと思います。ましてや前半部分がアカペラなので色んなものが試される一曲だと感じました。ただ歌詞は歌いづらいといいますか注意しないと聞いて認識しづらい言葉が多いです。…

「言葉にできない」 034

この曲は、小田和正さんという持ち声の人が歌うから成立する曲だと感じます。実際にこのキーを小田さんのように柔らかく歌うというのは困難です。小田さんは生まれつきかなり声帯が短いか薄いのだと思います。最近のJポップの男性はかなり声が高くなってきま…

「今日の日はさようなら」 033

最近のポップスの傾向からいくとちょっと違和感のある歌かもしれません。最近のポップスは声を聞かせるというよりもリズム、ビートが大事な要素になってきているので。この曲は早くもなく音も少ないとなると必然的に声を長く伸ばす時間が必要なので声の力が…

「青葉城恋唄」 032

この楽譜通りに歌うのであれば伴奏がとても単純の形になっているので声を聞かせる、鍛えるためにはとてもいい課題だと思います。またフレーズも長いのでトレーニングに適した課題だと思います。最近のJポップしか知らない人達にとってはこの曲はとても難しい…

「愛燦燦」 031

トレーニング曲としてはとてもすぐれたテキストだと思います。まずは音をつないで歌う必要があることからレガートの訓練にもなりますし高音がないので浮いたところで歌う必要がないので下地をつくるのにはいい訓練だと思います。レガートに歌うということは…

「秋桜(コスモス)」 030

この曲の楽譜を見ると「楽譜は絶対ではない」というある方の言葉を思い出します。「楽譜は作曲家が演奏したかったものの一番近い形、もしくはこうしか書けなかった形」メロディよりも歌詞が勝っているので楽譜ににしてしまうととても複雑なリズムに見えてし…

「リンゴの唄」 029

戦後復興の象徴ともいえるべき曲だと思います。この曲に対しては年代で感じ方が違うと思うのであくまでも声のみにしぼってかきます。この曲はリズミックに歌いすぎるとメロディが崩れてしまうので4小節が一つのフレーズだとおもってそこまでをなるべくレガー…

「ハナミズキ」 028

楽譜でみるとかなり難しいリズムに感じてしまうので耳で聞いて覚えたほうが早いと思います。楽譜どおりにこれを歌ってしまうとリズムに気をとられて堅苦しい歌になりそうなので。この譜面をみていると確かにこれは女性が歌っている曲なのですが、是非男性に…

「なごり雪」 027

かぐや姫の曲ですが、イルカさんがカヴァーしているイメージのほうが強い曲です。この曲はトレーニングにとても適している曲だと思います。理由としてはまず低音が多いので声のベースを鍛える訓練には適していると思います。またこのサビは豊かな声で歌って…

「時代」 026

これは、トレーニングにとてもよい課題だと思います。声を聞かせるということと発音の訓練には特によいと思います。この歌は日本のポップスには珍しく言葉一つ一つの音の長さが長めに書かれています。最近のJポップは声を聞かせるというよりはリズムを聞かせ…

「さくら」 025

もしこの曲をトレーニングとして使用したいのならば1オクターブ下げて実声でトレーニングがいいと思います。この歌を歌う歌手が高音をファルセットに逃げているのでそのイメージで歌ってもトレーニングにはなりません。私自身もこの曲を自衛隊の音楽隊の演奏…

「贈る言葉」 024

・トレーニングに適した課題曲だと思います。理由は曲の変化にもとんでいますし声を伸ばして維持する箇所とリズムが複雑になって喋る要素が強い箇所がありサビもハッキリとしていて勉強になる曲だと思います。・ロングトーン、例えばP61、4段目の2小節~3小…

「いい日 旅立ち」 023

・メロディは美しいのですがサビ以外は同じ旋律がずっと続きます。これだけ同じメロディが続くのも珍しいのではないでしょうか。美しいのですがよっぽど構成などを考えて歌わないと聴いている人は全曲聴くと途中で飽きてしまうと思います。・ただレッスン、…

「夜空ノムコウ」 022

この歌はすべてがサビのような感じなのでずっと声を出し続けなければいけないのが難しいところですね。5人で歌うことを前提に書かれている気がするのです。なぜなら「世界に一つだけの花」と同様に同じようなメロディが続いて、休みも少ないというのは一人で…