「ハナミズキ」 028

楽譜でみるとかなり難しいリズムに感じてしまうので耳で聞いて覚えたほうが早いと思います。楽譜どおりにこれを歌ってしまうとリズムに気をとられて堅苦しい歌になりそうなので。この譜面をみていると確かにこれは女性が歌っている曲なのですが、是非男性にトレーニングとして扱ってほしい曲だと思います。昨今のJポップの男性の曲はかなり高音化してきていておそらく平井堅やBZ、T.M.Revolutionの曲とこのハナミズキのキーは実質変わらない位の高さです。高いキーへの憧れはいいのですが無理してだしてただ騒いでいるだけのような方もいるのでまずは低音から少しじつトレーニングしたほうがいいと思います。
この曲の雰囲気で歌おうとすると声が弱くなる可能性が高いのである程度の音量で歌うよう心がけてください。(♭Σ)

全体的に音域が低いですので、無理をしないように適切な調性(キー)を選びましょう。楽譜を見ると、一見、音形が複雑なように見えますが、その譜面(ここでは「ふめん」ではなく、敢えて「ふづら」と読みましょうか)にごまかされず、たっぷりと歌詞の内容を朗々と歌うことを心がけましょう。その際、一語一語口を動かしすぎずに歌うことが重要です。
「そーらをーおしあーげてー」を1フレーズでたっぷりと、「てをのーばすーきみーごがーつのーことー」は、音の起伏が激しいように感じるかもしれませんが、この部分を1フレーズに感じ、できるかぎりなめらかに歌うことを心がけましょう。「どーうかーきてほーしいー」も同様に1フレーズで、「みずぎーわまーできーてほーしーいー」も同様に1フレーズで。それぞれのフレーズを意識して、ひとくくりをなめらかに歌うことを心がけましょう。
「つぼーみをーあげようー」の「あげよう」や、「にわのハーナミズキー」の「ハーナミズキー」の部分は、スタッカート(短く切って歌う)気味で歌ってしまう人が多いかもしれませんが、楽譜には書かれていません。あまり跳ねすぎないように、丁寧に歌いましょう。「うーすべーにいーろのー~」からは、より一層たっぷり聴かせるように朗々と歌いましょう。
日本語の喋る語感とこの曲の語感は、かなり異なっています。単語の途中でブレスを吸ってしまうと、何を歌っているのか分からなくなりやすいので、歌詞の内容と歌い方に注意しましょう。(♭Я)