「なごり雪」 027

かぐや姫の曲ですが、イルカさんがカヴァーしているイメージのほうが強い曲です。この曲はトレーニングにとても適している曲だと思います。理由としてはまず低音が多いので声のベースを鍛える訓練には適していると思います。またこのサビは豊かな声で歌ってほしいのですが怒鳴って耳障りな声でと雰囲気がでません。
Aメロのの低音域で歌詞をしゃべる部分が全て聴いている人に伝わるといいですね。そのためには言葉をたてすぎてもメロディラインが切れますし逆に何をいっているのかわからなくなります。このような時は「しゃべりすぎずにしゃべる」ことが大事です。言葉をだそうとしてかつぜつをよくしようとしても歌の場合はよくない結果になることが多いです。
この曲は現在でもいろんな方がカヴァーしています。いろんなパターンを聴いて色んな表現を取り入れてみるのもいいと思います。
(♭Σ)

この曲は、細かい音符で歌詞が多く当てはめられています。一語一語ハッキリと歌詞を歌おうとすると、却って歌いにくくなりますので、口の形を変えすぎないで歌うようにしましょう。そのためにも、最初は歌詞の母音だけを取り出して、口の形が変わり過ぎないように歌う練習をするとよいかもしれません。
「きしゃをまつきみのよこでぼくはー とけいをーきにしてるー」から母音だけを取り出すと、「いあおあういいおおおえおうあー
おえいおーいいいえうー」になります。このときの母音の練習で、「イ」や「ア」、「エ」で極端に口が横に開いてしまうようだと、歌いにくいと思います。また、「ウ」も口の中がつぶれていたり、口を閉じすぎてしまうと、歌いにくくなります。「ウ」は「オ」だと思って練習するとよいと思います。「イ」、「エ」、「ア」も同様によく縦に開いた「オ」の口をベースにして、口があまり横に開きすぎたりつぶれたりしないように注意しましょう。以降も同様に気をつけましょう。
歌い方のポイントとしては、一語一語ハッキリ歌うよりも、細かい音符だからこそ丁寧に滑らかに歌うことを心がけましょう。先の母音の練習もそのためにとても効果的です。慣れるまで母音だけを取り出して、滑らかに歌えるように何度も練習しましょう。ある程度滑らかに歌えるようになってきたら、そこに歌詞の内容をこめて、表現を工夫してみましょう。滑らかさを失わないように表現力も増していきましょう。
そして、最終的にはお客さんに聴かせる事を意識して、伝える意識を高く持って歌いましょう。特に、「なごーりゆきーのー~」からはたっぷり歌い、「いまーはるがきてー~」からは更にたっぷり歌うように心がけると、魅力的に歌えるようになると思います。
(♭Я)