「こんにちは赤ちゃん」 037

私の感覚ではこの曲をポップスと言っていいのかすら難しい感覚なのですが昭和38年のレコード大賞なのですから今の時代のAKBの楽曲のような感じだったのでしょうか。
サビの部分「こんにちは赤ちゃん」だけ聴くと童謡のような雰囲気もするのですがP124、1段目3小節~2段目にかけてはジャズのようなコードの進行も聴こえてきますし2段目の最後の小節は少し音程がとりづらいと思うのでよく練習してみてください。
P124の4段目は現代のポップスにつながるようなリズムが多くみられて日本のポップスの時代の歴史を感じる数小節になっています。
P125は声を聞かせる箇所も多いのでトレーニングの課題としてはいい課題だと思います。案外最近のポップスに慣れ親しんだ人にはむずかしい曲に感じるかもしれないので取り上げてみるのもいいかもしれません。この時代の作品を上手くアレンジして歌えるようになるとカッコいい曲がたくさん生まれてくるような気もします。
(♭Σ)

お母さんであれば、きっと、この詞の内容が実感しやすいのではないでしょうか。お母さんもお父さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、子供や孫のまだいない人は、弟や妹、親戚の子や知り合いの子など、自分の経験にある、生まれたての赤ちゃんを思い出してみましょう。その赤ちゃんのことを思いながら歌うといいでしょう。赤ちゃんに語りかけるようなつもりで「こんにちは赤ちゃん」と歌いましょう。怖くなってしまうと、きっと赤ちゃんは泣いてしまいます。「あなたのえがお」は赤ちゃんの無邪気な笑顔を想像すると、その通りの表現で歌えると思います。「あなたのなきごえ」の泣き声も、きっと、大変よりも嬉しいという気持ちのほうが勝っているのでしょう。泣き声すら愛おしいという気持ちなのでしょう。
「そのちいさなて」「つぶらなひとみ」小さな手もつぶらな瞳もすべてが愛おしい。「はじめましてわたしがママよ」はこの愛おしい気持ちと、自分が子のこの母親になったのだという嬉しさからくる呼びかけですね。とにかく、自分から生まれてきた赤ちゃんが愛おしいという気持ちと、母親になった喜びを再現しながら歌うように心がけましょう。(♭Я)