「青葉城恋唄」 032

この楽譜通りに歌うのであれば伴奏がとても単純の形になっているので声を聞かせる、鍛えるためにはとてもいい課題だと思います。またフレーズも長いのでトレーニングに適した課題だと思います。
最近のJポップしか知らない人達にとってはこの曲はとても難しいと思います。メロディの美しい曲というのがとても少ないからです。最近の曲は声を聞かせるというよりはリズムを刻むほうに重心があります。
Jポップの歌手が声をカヴァーアルバムなどで様々な年代の曲を歌うことが増えてきたのも最近の曲にはない声を聞かせるという要素があるからだと思います。
比較的音の高さも低すぎず高すぎずなのでそんなに頑張らなくてもいいと思うのでトレーニングにいいと思います。(♭Σ)

楽譜を読むことに不慣れな方にとっては、この曲は少々リズムが複雑に感じるかもしれません。ですので、最初はゆっくり丁寧に楽譜を読むことから行うこといいと思います。特にリズム読みを丁寧に行いましょう。
楽譜を見ると、拍子記号は四分の四拍子で書かれています。四分の四拍子というのは、1小節の中に四分音符が4つ入る長さで作られています。つまり、普通に考えれば、「イチ・ニ・サ・シ」で1小節となるのですが、この曲の場合、十六分音符で書かれている割合が高く、四分音符を基準に考えたのではわかりにくくなってしまうこともあるかもしれません。ですので、この曲の場合、自分で数える基準の音符を四分音符ではなく、十六分音符にするとよいでしょう。四分音符で「イチ・ニ・サ・シ」と数えるところを、「イチトトト・ニトトト・サントトト・シトトト」と四分音符1拍あたり4つ数えるようにすると、十六分音符一つの長さを明確にできるので、慣れるまではそれで練習すると、リズムの感覚がつかみやすくなると思います。
他にも「シンコペーション」や、「3連譜」なども出てきます。シンコペーションのリズムをつかみやすくするためには、「タタータ」と「1拍2拍1拍」のリズムとして繰り返し練習するといいでしょう。参考になる単語としては、「カチューシャ」や「ナターシャ」のようなリズムです。3連譜は1拍の中に「トマト」「みかん」「マグロ」「バナナ」などの3文字の言葉を入れてみるとつかみやすくなると思います。
楽譜の読み方、特に、リズムの取り方をメインに書きましたが、その上で、歌詞の内容を表現できるように歌いましょう。(♭Я)