No.326

<CD・DVD・TV・MOVIE>

 

「O Sole Mio」(フランチェスカデムーロ

女性が歌うものしか聴いていなかったので、男性歌手の迫力に鳥肌が立ちました。

 

「Footsteps- Ryu Matsuyama -」

イタリア生まれ、イタリア育ちの日本人をメインボーカル&ピアニストとするトリオバンド。どこまでも広がっていくような爽やかな曲調が大好きです。

 

Crystal Kay(R&B)」

女性らしい可愛い声なのにパンチがあってどうやったらあんな声が出せるのか不思議です。ライブDVDを見たら、腹筋バキバキに鍛えられていました。

 

「CYCLE AROUND JAPAN」NHK WORLD

日本の田舎町を、日本語堪能な外国人が自転車で旅するという番組です。英語の勉強も兼ねて聞いていますが、ニュース番組と比べて聞き取りやすく、また、なかなか行くことができない日本の風景を見られるので好きです。

 

ダーウィンが来たNHK

ほぼ毎週、小学生の息子と観ています。地球上のいろいろな生き物の驚き満載の生態が紹介され、感動します。

 

「ときめき夢サウンドNHKハイビジョン放送

1994~98年に放映していた番組がYouTubeで見られる。

司会はいしだあゆみと、デーブ・スペクター、宮川泰。毎回、海外音楽のジャンルや作曲家、歌手などあるテーマを取り上げ、名曲たちを実力派の歌手が歌っていて、

とても面白い。音楽の歴史の勉強にもなる。

 

チコちゃんに叱られる!(再)」NHK総合

コンニャクの黒いつぶつぶは何?など、普段気にしないけど聞かれたら分からない!疑問に答える番組。ちなみにツブツブはひじきでした。

 

<BOOK>

 

「ねむり」村上春樹  

村上氏がスランプから抜けたという一冊。あやかれるだろうか。

 

「百万分の一の猫」講談社 

13人の作家による「百万回生きた猫」へのトリビュート短編集。いろいろな「ある時」がある。もしかしたら、我が家の野良猫たちも?

 

「バンドマンが知るべき100の秘訣」

いきものがかりの歌い方がやはり好き。バンドサウンドなのでヴォーカルが他音に負けないようPA面もかなり気にし始めた。

 

「大人のおしゃれDo Don’t」地曳いく子&槇村さとる

痩せたからオシャレになれるわけじゃないという言葉に惹かれて買いました。

 

「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」イルセ・サン

5人に1人はいるとされるHSP(highly sensitive

person)とよばれる特徴を持つ人たちについて書かれた本です。音や匂い、他人の表情などに非常に敏感なHSPの利点や、ストレスへの対処法などに触れています。よくある自己啓発本の一種と見ることもできますが、私にはかなり当てはまる内容であり、自分を受け入れる一助となったと思います。

 

<EVENT>

 

「昭和日本文学盛衰史」原作 高橋源一郎 脚本・演出 平田オリザ 

やっと念願が叶った。こういうお芝居が見たかったんだと思った。

 

蟹工船」芸術座 

こんなに暗いお芝居は初めてだった。楽しむことはできなかったが、だからこその「真実」がそこにあるのだろう。

 

マルクス・エンゲルス岩波ホール 

遅まきの感はあるが、一度はマルクスに挑戦してみようと思った。 

 

「ホーム」音楽座

1994年初演のオリジナルミュージカル。昭和34年安保闘争からの数十年、めまぐるしく移り変わる昭和の世の、ある家族の物語。

人とのつながりが尊く不思議に思う、ストーリーも歌も演技も舞台も素晴らしいミュージカルでした。

 

スポンジボブ・スクエア―パンツ」

今年のトニー賞を11部門でノミネートしているミュージカルをブロードウェイで観ました。オリジナルメンバーでの上演を見ることができうれしかった。音楽も多彩でアメリカのミュージカルって感じでした。とってもポジティブな内容で、本当に楽しかった。いまも頭の中で、ナンバーがなっています。

 

<OTHER>

 

「時代劇「大岡越前」を演じきった名優 加藤剛さん逝く」

去年から今年にかけて実に多くの名優が亡くなっていますが、とうとう加藤剛さんまでが・・・そんな感じです。

大岡越前」の他にも「剣客商売」の秋山大治郎役、大河ドラマ風と雲と虹と」の平将門役、TBSスペシャルドラマ「関ヶ原」の石田三成役、映画では「伊能忠敬~子午線の夢」の伊能忠敬役、等、大作の主役をこなし、元々柔道で鍛え上げられていた心身を駆使して誠実な硬骨漢を好演することが多々ありました。

2人の息子、夏原遼さんと頼三四郎さんに役者魂を伝えての大往生と思われます。

長い間お疲れ様でした。ご冥福を祈ります。

 

「憎めないお嬢様女優 朝丘雪路さん逝く」

男優津川雅彦さんの妻としても有名であった朝丘雪路さんは、生前、夫を劇作家の島村抱月になぞらえ、自身を松井須磨子になぞらえていることを自らテレビで告白していたことがありました。抱月に守ってもらいながら自分の好きなように芝居を演じる、そんなわがままなお嬢様のような女優として自身を捉えていたようです。

しかし、芝居を観る側にとって、朝丘さんは何とも憎めない、可愛らしい女性に映っていました。艶っぽい芸者、女盗賊、長屋のおかみさんなど、どんな役にもなりきれる演技力は松井須磨子になぞらえても良いと感じられます。

また一人、名女優がこの世を去ってゆくことは寂しい限りです。

 

「アイドル歌手の草分け 西城秀樹さん逝く」

訃報を聞いたときには信じられませんでした。

「永遠の青春」を目指していた西城さんは、過去にも二度脳梗塞で後遺症に苦しみましたが、そのたびに不死鳥のような復帰を果たしてきました。

まさか、それが63歳の若さで呆気なく旅立ってしまうとは。

39年前に出版された鎌倉・報国寺の住職、故・菅原義道師の著書「死んだつもりで」の中に菅原師と西城さんの対談の経緯について記されていたのを拝読したことがあります。

対談の話を持ち込まれたとき、当初菅原師はアイドル歌手に偏見を持ち、「男のくせに髪を伸ばしてチャラチャラしているヘナチョコ男と何の話をする値打ちがあるものか」と思っていたものの、「先入観を捨てて、まずは会ってみよう」と思い直し、対談に応じたそうです。

会ってみると、西城さんは菅原師の予想以上に「しっかりした考えを持った好青年」であり、まだ売れていなかった下積み時代には砂を噛むような苦労をしていたということも解ったそうです。

自分が個人的に好きな西城さんの曲は、1976年にヒットした「若き獅子たち」ですが、当時西城さんは歌手生活5年目にして「世界を制覇するエンターテイナー」を目指していたそうです。

役者としても現代劇、時代劇、CMを問わず精力的に活躍し続けていました。

「青春に年齢は関係ない」、名曲「YOUNG MAN」の中でお馴染みになった手文字「YMCA」には、そんな西城さんの思いが込められていたのかも知れません。

「YMCA」よ、永久に!

 

「言葉、音声、場面を省くことで表現する映画監督 北野武監督」

最近、脚本作家の倉本聰さんとビートたけし北野武)さんが大喧嘩をしたというニュースを見ましたが、事の起こりは北野さんが倉本さんの書いた脚本に記載の台詞を自分勝手に変えてしまったり、省いてしまったりしたことにあるということです。元々倉本さんは脚本の一字一句に意味を持たせ、脚本に忠実な芝居を目指すタイプであるのに対し、北野さんはアドリブでやり方を変えて「より良い表現方法」を追求するタイプであり、どちらが正しくてどちらが悪いかではなく、これはもう初めから両者は水と油のような関係であったと言わざるを得なかったようです。

特に、北野監督が頻繁にやるのは、製作の過程で余計な台詞やBGM、場面を極力省くことで、本当に観客に伝えたいものを表現するという手法です。「俳優 ビートたけし」としての仕事のやり方も、ほぼ同じようなものです。

北野監督の映画作品の常連は、そんな北野流のアドリブに十分対応できるか、或いは共感している人々なのだろうと考えられます。

北野監督作品の一つ「座頭市」に出演した女優の大楠道代さんは、再三の台詞の変更にも狼狽えず、「またやられたか」と笑って受け流すほどの余裕を見せていたそうです。

また、音楽担当の作曲家として数多くの北野作品に参加した作曲家の久石譲さんも、提供した曲が当初の打ち合わせとは違った使われ方になったときに、「勝手な変更をして申し訳ない」と詫びる北野監督に対し、「それは監督のお考えが正しいですよ」と理解ある応対をしたということです。

一字一句忠実に演じるやり方と、テーマを活かすために適宜変更してゆくやり方と、どちらを選ぶかはその人次第であろうと思われますが、いずれにしても脚本に書かれた言葉の裏に込められている真の意味をよく理解しておく必要があることに変わりはなく、その積み重ねがより深みのある表現を可能にするのだと考えられます。

 

 

「ミンカ」 

北鎌倉の古民家カフェ、鎌倉ほどの喧騒がなく、落ち着いて本が読める。

 

 

「神保町ブックセンターカフェ」

開店当初の喧噪がすぎ、より落ち着ける空間になっていた。復刻版の絵本を懐かしく読んだ。

 

京都市二条駅近くにある「雨林舎」

一枚一枚焼き上げた固めのパンケーキがおいしいです。店内の雰囲気も落ち着いていて過ごしやすいと思います。

 

「高尾山」

子どもとリフトなど乗り物を使わず、登り下りした。気候が爽やかでよい汗をかき心地よかった。