2018-01-01から1年間の記事一覧

「翼をください」 021

この曲ほど多ジャンルの歌手に歌われる日本の歌も珍しいと思います。プロから小学生まで歌いますし演歌歌手もポップス歌手も声楽家も歌い、誰もが一度は耳にしたことがあるメロディだと思います。いろんな歌手がいろんなパターンで歌っていますから、正解が…

「世界に一つだけの花」 020

これをレッスンで扱うこともあるのですが私の個人的な見解でいくと楽しく歌う分にはメロディも綺麗ですし歌詞もわかりやすくリズムも軽快でいいと思うのですが、レッスンやトレーニングにはあまり向いていない曲だと思います。まず一番大きな理由としてはこ…

「少年時代」 019

理屈抜きに美しい旋律と歌詞で名曲だと思います。 特に歌詞が美しいのでこの言葉を丁寧にきつくなく歌えることが重要だと思います。最近のJポップはリズムを強調しすぎていてテレビの字幕が出ないと何を言っているのかわかりません。是非、メロディが壊れな…

「川の流れのように」 018

日本人の女性ではこの低い音域を持っている人自体が少ないと思います。現在の日本人の声は薄っぺらいというか単純に弱い人が多いです。中低音がしっかりと鳴らない人がとても多いです。この音域をそのまま歌う必要はないと思いますし、難しいですがトレーニ…

「学生時代」 017

旋律は単純なCマイナーの曲なので音も難しくありませんしテンポ的にもリズム的にも難しい箇所がないのでレッスン向けの曲です。作詞、作曲が同じ人のようなのでメロディ、リズムに言葉が合っていて無理している感じが少ないので歌いやすいと思います。割とフ…

「涙そうそう」 016

普段の会話時とは異なる抑揚やリズムが意図的に使われれている曲です。「古いアルバ(タァーン・タタン、タァーン・タタン)、ムめくり(タァーン・タンタター)、」太字の箇所が高めになっていますが、メロディーはデコボコしないよう滑らかに歌いましょう…

「四季の歌」 015

1.単純なメロディですがどことなくたっぷり歌って自分に酔ってしまいがちな旋律です。この歌をねちっこく歌ってしまってはただの自己陶酔ソングになってしまうので割りとさらっと歌ったほうがよいと思います。2.この楽譜だけでみると伴奏も単純なので歌が余…

「さとうきび畑」 014

比較的音域の幅がせまく高すぎないので声を磨くのに、初期段階で取り組むのによい曲だという印象です。♭シの音がとても多く連続して出てくることがおおいですがとても大変という音ではないので(どの声部からしても)毎日歌えるエチュード的な曲としてもよい…

「見上げてごらん夜の星を」 013

シンプルな曲なので力任せに歌っても変ですし、弱々しくても変なので難しいと思います。またこの楽譜のみで考えてみると伴奏もとてもシンプルです。歌を邪魔しないようにうまく書かれています。歌い手の力量が試される一曲です。比較的ゆっくりなテンポ設定…

「千の風になって」 012

まず「泣かないでください」の「で」の音がとても難しいです。言葉的にも大きくなる言葉ではないのにそこが強調されるようなメロディで書いてあります。ここは丁寧にジラーレの勉強をして声を張らなくても高い音が目立たないように歌う技術が必要とされます…

「上を向いて歩こう」 011

この歌を課題で与えるとほとんどの方が全ての音符がスタッカートであるかのようにリズミックに跳ねて歌うことが多いのです。跳ねて歌ってしまうと歌っている本人は楽しいかもしれませんが聞いているほうにはどこか幼稚で子供の遠足のような雰囲気になってし…

「みかんの花咲く丘」 009

大事なことは、この曲は8分の6拍子であるということです。8分の6拍子は2拍子で感じることが基本ですのでその点はいつも頭に入れて歌ってください。拍子感というのはとても大事で、拍子感のない歌は聴きづらいですし実際に歌いづらいものです。あくまでも私の…

「ちいさい秋みつけた」 010

単純な曲ですが、とてもよいトレーニング課題だと思います。高すぎず低すぎず、どの声部に人にも出しやすい課題だと思います。この曲は感情をこめすぎても変ですし、大きな声で歌い過ぎても変です。特に大きな声、力任せに歌っている人にはとてもよいトレー…

「花(すべての人の心に花を)」 007

最初にmfと書いてあるとおり快活に歌い始めましょう。楽譜に書いてある強弱記号にそって歌っていくとそのまま良い音楽になっているので、楽譜に忠実に歌うように心がけてください。7小節などは低い音からのアルペジオなので支えと息の流れを常に意識してトレ…

「夏の思い出」 008

この歌は歌うこと自体はそんなに難しい曲ではありません。 むしろ情感豊かにたっぷりと歌うべき音楽だと思います。ただ最後から3小節の「おぜ」という言葉はとてものどにきやすいフレーズです。ゼという言葉は、喉がしまりやすく浅くなりがちな言葉なのでど…

「赤とんぼ」 005

私はこの歌の楽譜をこの本で初めてみました。こうして実際音符にしてみてみるととても難しい曲だということに気づかされます。5~6小節だけでとても嫌な(難しいという意味で)音域の広さだなと感じさせます。特に高い音でのエ母音はうまくジラーレしないと…

「椰子の実」 006

この歌はイタリアのベルカントのような曲です。絶対的なレガートで各フレーズを歌うようにしましょう。レガート唱法というのは日本人にとってとても難しいものです。外国語のように長母音などがあればよいのですが、アクセントも高低ですし各言葉に子音が入…

「荒城の月」 003

1番:6小節のレの音は少しこもったオ母音でうたうとスムーズに音が流れていくとおもいます。ここを開きっぱなしの声でいくと曲調と合わなくなるので注意しましょう。13小節から16小節は低い音域をフォルテとピアノで歌い分ける技術がもとめられます。フォル…

「故郷」 004

この曲の特徴としてウ母音が多いことがあげられます。「ふるさと」などは何度も繰り返し出てきますがこのウの母音は深いポジションでのウの母音で是非歌っていただきたいと思います。もしウの母音が苦手な方は一度無理やりオの母音に作りなおしてオで歌って…

「浜辺の歌」 001

出だしが低いこの歌はしっかりと息を吸ってよく下がった喉で歌いださなければいけません。このうたはフレーズがゆったりと少し重ためなのでレガートで歌うのはとても難しいです。よく息をコントロールしてこのフレーズを歌いましょう。8~10小節は音の跳躍が…

「からたちの花」 002

まずこの歌を歌う上で常に心がけておかなければいけないのは決して声を大声で張り上げてはいけないということです。そして絶え間ないレガート唱法で歌うということです。6小節はミックスされた声でなければいけません。特に男性は声をチェンジ(ジラーレ)で…

日本の歌 目次

【歌曲】「精選 日本の歌120選」文化庁と日本PTA全国協議会主催による「親子で歌いつごう 日本の歌百選」での100曲と20曲。(1)一般用で№1~60(2)子供用で№113~120(3)その他は、五十音順№61~112です。 ■レッスン曲目順□№ 1 浜辺の歌□№ 2 からたちの花…

No.323

<CD・DVD・TV・MOVIE> 「この胸のときめきを」尾崎紀世彦 「さよならをもう一度」とこの曲も聴いてみた。あれ? ここはこんなふうに長く引っ張ってる。楽譜通りじゃないみたいだけど、メリハリがついて、カッコいい。言葉をメロディにのせるから、訴えるこ…

No.320

<CD・DVD・TV・MOVIE> 「stand alone 久石譲・森麻季」 最近気に入ってよく聴いています。簡単そうに歌っていますが、自分で歌うと言葉の力の違いを痛感します。 「Todrick Hall」 you tubeでも有名なアーティスト。ファーストフードの店で歌って注文して…

No.317

<CD・DVD・TV・MOVIE> 「ELLA AND LOUIS」(1956) なんだか久しぶりに聴いて、エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロング、個性の違う二人のデュエットがとても新鮮に聞こえました。 「BILL HENDERSON WITH OSCAR PERTARSON TRIO」 本当に何度聴…