2019-05-28から1日間の記事一覧

「われは海の子」058

1910年(明治43年)に発表された曲で歌詞の中には現在あまり使われていない単語や言葉遣いが入っているが、七五調の詩で作られ、“ターン・タ・タン・タン”と、“タン・タン・ターン・タ・ターン”で構成されているメロディーはとてもリズミカルで明るい性格で…

「たき火」057

歌いだしから8小節はまず大きな声で歌うことを大事にしましょう。おそらくこの8小節よりもその後の4小節のほうが難しいはずです。「あたろうか」の部分はpと書いてあるので音量はおさえつつそれまでよりも流れるようにレガートを意識して「あとろうよ」はよ…

「叱られて」056

基礎的なテクニックがとても重要な曲ですね。厳しい指導者ならば歌いだしの4小節だけで数回のレッスンが終わってしまうのではないかと思います。低音をゆっくりなテンポで歌うというのは呼吸、声量、支えのバランスがうまくいかないとビブラートがかからなか…

「浜千鳥」055

曲は知っていましたが始めて楽譜を見ました。実際に楽譜を歌ってみて最初に感じたことは「何て難しい曲」でした。単純すぎるのです。発声だけの目的で使うのであればコンコーネの1番~5番までに近いものがあります。しかしこの曲は伴奏が加わると突然名曲へ…

「埴生の宿」054

この曲の特徴は付点のリズムとその後の伸ばす音だと思います。跳ねるリズムの後のロングトーンは案外声のコントロールが難しい意のでブレスのコントロールに注意しましょう。P261の2段目と3段目は案外ゆっくりになったり伸ばす箇所が多いので支えとブレスの…

「七つの子」053

いわゆる童謡と呼ばれる歌なのでしょうが基本的にこの時代の音楽は歌い方や歌い手の技量で童謡にも芸銃的な歌にも子守唄にも変化する面をもっています。この曲もそのような歌だと感じます。この歌の特徴の一つは伸ばす音が多いことです。これらの音がしっか…

「ドレミの歌」052

これを知らない人はいないんじゃないですかね。というよりもミュージカルの楽曲でこれだけ市民権を得ている歌もなかなかないと思います。この曲は多くの人が歌ったことのある「ドはドーナツのド~」というフレーズよりも前から載せてあります。案外この部分…

「茶摘」051

尋常小学校唱歌と中の一曲ですね。この曲は名曲だと思いますがそれ以上にとても歌いやすいです。ある程度スピード感もありますしリズミックなので日本語のテキストとしては声をだすためのエチュードとしても適した楽曲だと思います。二小節が一つのフレーズ…

「花の街」 050

團先生の名曲の一つですね。本来は合唱曲ですが一人で歌う場合はそれぞれのレッスンでアドヴァイスいただいていることを意識しつつたっぷりとしたイメージをもって大きな広い感覚をもって歌っていくとよいと思います。伴奏に合わせて歌うというよりは歌に伴…