「たき火」057

歌いだしから8小節はまず大きな声で歌うことを大事にしましょう。おそらくこの8小節よりもその後の4小節のほうが難しいはずです。
「あたろうか」の部分はpと書いてあるので音量はおさえつつそれまでよりも流れるようにレガートを意識して「あとろうよ」はより前向きに大きめに歌うと雰囲気がでると思います。
最後の「北風ぴいぷう」は一番豊かな声で。その後の「吹いている」はささやくように歌ってみてください。ただしこの歌はやはり素晴らしい声というよりは子供の声で聴きたいと思ってしまいます。発声と思うよりは言葉や詩をどう伝えるか。音楽的にどう表現するかを大事に考えてうたっていただけるとより効果的かと思います。2番、3番も基本的には同じながれだと思いますが歌詞が違うので当然表現も変わっていいです。あなたなりに感じる言葉で歌ってみてください。([E:#x266D]Σ)

普段話しているような言葉の詩による歌なので会話のように歌うとよいでしょう。リズムもほぼ8分音符で構成された覚えやすく歌いやすいメロディーです。
寒さに負けない明るい声で歌うと曲の雰囲気が出ます。この歌詞には二度同じ言葉を使っている箇所がいくつかありますが、それぞれ表現は違っています。
「かきねのかきねの」「さざんかさざんか」「こがらしこがらし」の箇所はまるで同じ高さのメロディーからなり、リズム遊びのような感じで繰り返して歌いますが、「たき火だ、たき火だ」は一度目のメロディより、二度目の方が高く、クレッシェンドになっています。気持ちが高まっていることを表現しましょう。
「あたろうか」一度目は問いかけ仲間への問いかけ、二度目は<そうしよう!>という同意の気持ちを表現しましょう。「北風ぴいぷう」フォルテでしっかり歌い、「ふいている」ゆっくり目にしずかに終わります。([E:#x266F]μ)