No.381

「食堂のおばちゃん」山口恵以子(小説)

嫁と姑2人が切り盛りする食堂を舞台にした話。栄養たっぷりの定食をリーゾナブルな値段で提供。

読むとホッコリ気分になり、元気になる物語です。

 

メガバンク銀行員ぐだぐだ日記」目黒冬弥(本)

大変面白いおすすめの本。銀行の世界って、こんな? 理不尽がいっぱい、絶望しつつも生き残ってきた作者はすごい。うちのダンナ様に見せたら、面白いといって、食らいついて読んでいた。私もいろいろなことがあるが、元気だして頑張ろう、と励まされる本です。生き残ったものが勝ち、きっとどの世界でも。

 

浅草演芸ホール寄席」(古典芸能)

初めての寄席。前回神田伯山の表現に感動して近い距離感で聞いてみたいと思い向かった。芸というのは様々なジャンルがあるのだなとまず思った。人を前にして表現するということを利き手という立場で体感した。自分や他のお客さんの反応を受け取って次の言葉や芸が行われる。聞いているだけなのに近い距離で会話しているように感じられた瞬間が何度かあった。伯山に関しては一度聞いたことのある演目であったため鮮度は感じなかったが、迫力と身体を使って消費して表現しているというのを感じた。相当の修練を積んでこの形になっているんだなというのが近くで見て理解した。近い距離で表現を感じることは学びが多いと確信できた日だった。

 

「天の岩戸」

古事記で天照が隠れたとされる洞窟。

奥に行くほどこれは生きて戻って来れるのだろうかという不安(熊や場所の雰囲気)を持ちながら登った。とても静かで良い運動になった。行ったことのない場所に行くのは大事だなと感じた。

 

熊野本宮大社」 (神社)

熊野本宮を含む熊野三山は浄土への入り口として平安時代から有名で、浄土へ参って、帰ることが死と再生という意味で、「よみがえりの聖地」として知られているらしい。急な階段の上にある神社で良い雰囲気の場所だった。今回は車での移動だったが、また機会があったら熊野古道を通って一人で歩いて向かいたいと思った。