No.380

「鉄のバイエルー鉄道発車メロディ楽譜集 JR東日本編」松澤健(本)

ポップスや民謡などの場合は、楽譜の存在価値はオマケ程度かも知れませんが、それでもパッと見たときに「この曲は3拍子だな」「このパターンは前にもやったな」などと視覚的に捉えられると、何も情報がない状態よりはアドバンテージが大きくなり、練習効率が上がります。

しかしながら、今まで楽譜を見る習慣がなかったり、ピアノやギターを弾いた経験がない方にとっては、楽譜そのものが苦手意識を刺激する存在かも知れません。

そこでお勧めするのが、こちらの楽譜です。

山手線や中央線の発車メロディ約100曲がピアノで弾ける曲集です。

耳で覚えている曲の楽譜を見て、演奏で再現する体験は楽しいものです。バイエル(子どものための有名なピアノ練習曲集です)というタイトルからも分かる通り、子どもが無理なく弾ける曲が中心となっており、難易度別マークがあるのでピアノ初心者でも気軽に挑戦できます。

鉄ちゃんにもそうでない方にも是非、手に取ってもらいたい一冊です。

 

「三千円の使い方」原田ひ香(小説)

三世代の女性がお金の使い方を通して生き方を考える物語です。

ほとんどの人が何かしらのお金についての悩みを持っていますが、どう使うべきか、何が幸せかは人と比べず、自分で決める事だと改めて思いました。

 

「野田愛実」(YouTube

最近、たまたまオススメに出てきたインディーズシンガーを聴いています。この方はご自身のオリジナル曲も出していますが、YouTubeで主に出しているのはカバーです。最新の流行曲から昭和平成の名曲、アイドル曲、アニソン、韓流など幅広く歌うのですが、まさに変幻自在。中島みゆきを唄えばいかにも中島みゆきらしく、ミスチルを歌えばミスチルの世界が立ち上がり、サザンを唄えばサザンの匂いがする。それでいて単なるモノマネでなく、野田愛実さんの核たる部分は確固として残り続けるのが素晴らしく、一曲聴いただけでファンになりました。

 

「劇場版ごん」八代健志(映画)

こういう二次と三次の境のような作品には惹かれる。リアルな表現でありながら、現実にない絶妙な距離。繊細な作品ゆえに一人一人の生きた芝居が伝わってきた。

 

「new year musical concert 2023」真彩希帆他(宝塚、ミュージカル)

雪組トップ娘役真彩希帆さんの歌が素晴らしかったです。