「紅葉」060

日本の秋の紅葉(こうよう)に彩られた、山の美しさを題材にした曲です。中庸のテンポで、4分音符が中心ですが、8分音符や程よい音の跳躍で、レガートだけではなく、まさに錦を織り成すように歌うと、曲の美しさを表現できるでしょう。4小節単位の4つの部分で構成されていますが、3小節目と7小節目の4拍目の跳躍は、歌詞が切れないように気を付けるだけでなく、声が伸びやかに広がるようにしましょう。特に7小節目は歌詞が「る」なので、声が詰まらないように注意が必要です。さらに2番の歌詞では、3小節目の跳躍前の歌詞「う」から「く」へと跳躍するので、ますます難しくなります。また、9小節目からのフレーズは、13小節目まで、しっかりと気持ちが途切れないように、喉だけでがんばらないよう、お腹でうまくキープしていきましょう。その中で、11小節目では、曲中で唯一、8分音符が2拍目だけでなく4拍目にも使われています。この効果をうまく感じて活かしましょう。また、楽譜では、1小節目3拍目の歌詞が「ゆう」になっていますが、3拍目を「ゆ」、4拍目を「う」にする通常の歌い方でよいでしょう。同様に、15小節目4拍目も「よう」ではなく「よ」、16小節目1拍目を「う」(実際には「お」ですが)にしてよいでしょう。([E:#x266D]Ξ)

秋の曲としておなじみですね。曲調は非常に穏やかで、音域もそれほど幅広くはないので、初心者にも歌いやすいでしょう。また、古い曲のわりに言葉がわかりやすく、情景をイメージしやすいと思いますので、表現も工夫してみましょう。音楽的には、穏やかな旋律を活かして、なめらかに歌うことを心がけましょう。この曲は伴奏符に「スラー」が多用されています。この「スラー」で書かれている部分を1フレーズにとらえて、そのフレーズごとになめらかに歌うことを心がけると、きれいに歌うことができると思います。冒頭はmp(メゾ・ピアノ)ですので、できる限り穏やかに歌うことを心がけましょう。「まつをいろどる~」からは、mf(メゾ・フォルテ)ですので、のびのびたっぷり歌うことを心がけましょう。「すそもよう」に入る1小節前から徐々に抑え気味にして、うまくmpにつなげられると、とてもきれい情景を表現して歌えると思います。([E:#x266D]Я)