Riverside

ポーランドワルシャワ出身のRiversideというバンドは、まだ日本のウィキペディアに載っていないという、日本では知られていないバンドですが、ヨーロッパではとても有名なバンドです。アルバム一枚を通して、一つの曲としての完成に持っていける作品作りをしています。なんの違和感もなく、アルバム一枚を流れるように聞けるのも、ここのヴォーカルがいかにものすごい集中力を持っているかという所です。静かで、アンビエントな雰囲気の曲調の上に乗せるヴォーカルの声と歌は曲と一体化となっていて、曲よりはみ出ず、引っ込まない絶妙な位置にいます。静かな雰囲気でつっくりとした歌を歌いあげますが、その中では一層アラが目立つ所を、ここのヴォーカルは完璧に自分のやるべきことを分っているかのようにすごいリズム感で歌います。
このヴォーカルを聞いていると、自分が歌う事に集中するのはもちろんですが、歌う過程で音をよく聞いて歌っている事が分ります。
”Out my self”というアルバムを聞いてみて下さい。
ヴォーカル自ら、曲、音に近付いていっているのが感じられます。