10.「大きな耳」

マギー審司さんのネタに「大きな耳になっちゃいました」というのがあります。最近は「小さい耳になっちゃった」というバージョンもあるのですが、「大きな耳」という、アラジン・アシュー氏の名著があります。

私の親友が脚本に「ライオンの声」を例に引くときに紹介してくれたものです。「大きな耳」とは、聴くことのもつ“宝物のような価値”を伝えたことばです。

「存在と空間との共鳴を聴くことのできる、もっと自由で『大きな耳』を獲得しよう」ということなのです。