No.348

<TV>

 

「フェイスシェアリング」

TV番組で、「純烈」のメンバーが「フニクリフニクラ」をイタリア語での口の動きで再現をしていました。

 

「Jonathan Antoine」 

オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント2012」に出場した17歳のジョナサンと16歳のシャーロットによる男女デュオは、「The Prayer」でジャッジと観客を圧倒しました。のちに契約金12500万円で契約したと、今さらですが、TVで放映されました。

 

<BOOK>

 

「どこからお話しましょうか」柳家小三治

寄席で小三治を聴いたとき、マクラが長くて、地味な気がした。マクラで数週間先のテレビ番組の話をして「私がこんなふうに話しても、じゃあ見ようか、なんて実際見る人は、まず、いない」などと言うので、よし、見ましょうと思ったけれど、実際は見ずに過ぎてしまい、とても悔しい気がした。けれど、この本を読み、この人はすごいと思った。この人は、もがいてもがいて、シンプルになろうとしている。どんどん付け加えるのでなく、玉ねぎの皮をどんどん剥いでいこうとしている感じがする。「客もよく知っている。話し手もよく知っている。だけど、噺の中に出てくる登場人物は、この先どうなるのか、なにも知らない。そう思ってやると、いつもやってる噺じゃなくなる。なぞることをしなくなる」、この感覚がすごい。

 

「あふれでたのはやさしさだった 奈良少年刑務所」絵本と詩の教室/寮美千子

びっくりした。どんな人にも自分の言葉があり、どんな形でも自分から取り出せたら、それは詩なのだと思った。教養や知識はあった方が良いけれど、それらで作り上げたものが必ずしも自分の体から取り出した言葉とは限らない、という気がした。声も同じかもしれない。体から声を取り出すことが私はまだ出来ていないと思う。音程も取れるようになってきて、声も綺麗になってきたとしても、自分から取り出せているか?自分の体から取り出した声は変な声かもしれない、歌には向かないかもしれないけれど、レッスンしていくなかで、この視点は忘れずに行こうと思う。

 

「山小屋ガールの癒されない日々」吉玉サキ

一年の半分を山小屋の仕事をして暮らす、という、生き方があることが新鮮でした。著者の働くきっかけが、山が好きだから、ではなく、こんな自分でもできるかもしれない、というところから始まったということで、読む気持ちになりました。気取らない文章が、特殊な社会や人間関係の濃さを、たんたんと伝えてくれます。その集団の中にいるけど、どこか客観視しているというか。よく、役者さんは演じている自分と、それを見ているもう一人の自分がいると言いますが、ちょっと似てるかな、と思いながら、電車の中で一気に読んでしまいました。

 

「最速でおしゃれに見せる方法」MB

プロのファッションバイヤーであるMBさんが、主に高校生から40代の男性に向けて書いた本です。

日本の街着ファッションは、アメリカンカジュアルに傾き過ぎており、ドレスとカジュアルのバランスを7:3にすることで、誰でも高い費用をかけずにおしゃれになると、MBさんは自身の理論を展開しています。

単体では、どんなに高級でカッコいい時計や靴、服でも、全体のバランスを考慮しないファッションは、とたんに

おかしくなるという話は、歌、音楽のアレンジと重なるように感じました。

MBさんが服を着た写真と解説も載せてあり、イメージが湧きやすく、自分のような初心者にも分かりやすい内容でした。

 

「働きながらリスクゼロで小さく稼ぐ 朝晩30分 好きなことで起業する」新井一

10000人の起業をプロデュースした「起業のプロ」として知られている新井一先生の著書で、「好きなことで起業すること」のメリットを力説しています。

まず、自分の過去に目を向けることで自分を知り、自分の才能(=苦労しなくてもできること)を発掘し、その需要の有無を検討し。そのうえで「参入障壁ができるくらいまで極める」、という手順で事業へと育ててゆくことを推奨しています。

起業というものにためらいを持つ人に、「敷居の低さ」を解き明かし、背中を押してくれる一冊です。

 

<OTHER>

 

ドニー・イェン」(アクション俳優 武術家)

香港のアクション俳優であるドニー・イェンさんは、幼少期から太極拳を母親から学び、その動きはジャッキー・チェンジェット・リーと比較しても、素晴らしいものがあります。

映画「イップ・マン」シリーズで詠春拳の達人として主人公を演じる、ドニーさんの落ち着いた低い声が自分は好きです。

 

「武田 双雲」(書道家

NHK大河ドラマのタイトル字や、スーパーコンピュータ「京」のロゴを手掛けた武田 双雲さんは、上機嫌で

居ることの達人とも言われています。

友人と食事をしている時にわざと箸を落とし、「う、うまい!」と感激を表現して、周囲を和ませているそうです。

書を心から楽しみ、創作を続けている双雲さんのように、自分も歌を歌っていけたら良いなと思います。

 

「佐藤 二朗」(俳優)

映画、ドラマの脇役として、多数の出演作があります。

CMで見せる、アドリブをふんだんに盛り込んだ芝居が、自分は好きです。

他の出演者が笑いをこらえながら芝居を続けているのが、とても面白くて、何回も見てしまいます。