KALISIA

1994年にフランスで結成されたプログレッシブデスメタルバンド。
このバンドを知り、あまりに衝撃的な内容に驚かされましたので、今回はここで歌う女性Voと、デスヴォイス担当の男性Voについて書きたいと思います。
今回13年の歳月をかけて出来上がった壮大なアルバム『Cybion』。
CDは二枚組で、一曲が10分の物から、2分半の物もあり、そして、展開に展開し、ロックとかけ離れたフュージョンサウンドや、オペラサウンドシンセサイザー、ジャズサウンド、逆に無いサウンドが無いという曲展開。まさにプログレッシブという名に勝る壮大な展開の曲の中でのVo力。
地球を一周するような展開の曲調に、女性Voが見事にそ一つ一つ違う曲調を、Voが入る事でさらに輪郭を造り上げてゆく、雰囲気を造っていくという存在感。
それはその女性Voが単調な音色では表現できない色んな雰囲気を持ち合わせた表現力であるVoだから成立していると思います。
それほどずっと出番があるわけではありませんが、説得力がある所でも聴きがいがあると思います。
こんな楽曲もあるんだなという面白さとして、Voが色んな状況にでくわすように感じられる歌唱力など、是非一度聴くに面白いと思います。