The Gathering、Anneke Van Giersbergen

The Gatheringというバンドは1989年にオランダの小さな町で生まれました。1994年に男性ヴォーカリストに女性コーラスを加えたいということで、パブで歌っていた女性に声をかけ、それが出会いなり、独特の雰囲気と声量と歌声のThe Gatheringが結成される。
私がThe Gatheringと出会ったには、3、4年前のこと。リアルタイムにそって彼らに触れられなかったけど、今までだしてきたアルバムをたくさん聞いています。
ジャンルでいうと、日本でまったくメジャーでない、プログレゴシック・メタルといったところでしょうか。そういうわけで、日本では知名度が低いバンドですが、世界ではとても有名で、ヨーロッパでは知らない人はいないのではないでしょうか。南米地方にもものすごいファンがいます。
それは、すべての世界観とバンドの音を支配する存在のヴォーカルの力でした。
このAnneke Van Giersbergenは、ほほ笑むととても素敵ないい笑顔をします。そして深みのある表情。曲の多くは暗く、しかし、無理はけしてしない、自然体のまま、声は、曇り空に合う雰囲気に、悲しみの叫びと、陰と陽が入り乱れて形成された、本当に自由な人。
この人の人間の厚みまでも感じさせられる歌声です。
時代の流行りにのってコンビニエスに売れたいという音は一つとない、この何十年もの間、今もずっと聴かれて、売れ続けている理由にこのようなことがあると思います。
それをとても強く教えられた、世界で一番好きなアーティストです。
現在はAnneke Van Giersbergenというアーティスト名でリアルタイムに活動しています。