No.355

「メイキング・オブ・モータウン

 

スタジオの横にチラシが貼ってあり、興味をひかれたので観てきた。時代の空気というか、自分達が音楽業界を動かしてくんだという勢いが人を呼び、チャレンジが夢を創る。会社の中では、白人も女性も、早くから登用されて、時代の先取り感がある。なにかを成し遂げていこうとするときに、黒人も白人も関係なく、男性も女性もないのだ。差別はいけないという考えに対応した結果、差別をなくすのではなく、なにかを成し遂げるために団結した結果、差別がなくなる、という自然な動きを見た。政治を音楽に持ち込まない、という姿勢も、その動きに一役買っていると思った。

 

鬼滅の刃吾峠呼世晴

 

命に執着して鬼になってしまう人と命を投げ捨て人を守る鬼殺隊の子供たちの話。画風もアクションシーンの筆遣いも力強く、物語に凄惨なシーンが多いので作者が女性と聞いて驚きました。アニメや映画しか見ていない方にはぜひ原作を読んで頂きたい一作です。