<CD・DVD・MOVIE>
「HIP MAMAMOO」
K−popブームにのって、最近よく聴くようになった。韓国語の独特の発音がうまくリズムにのっていて聴いていて気持ちいい。同じ曲でも日本語バージョンがあるものが多くあるのだが、日本語になった途端、韓国語版にあったリズム感がのっぺりとしてしまって曲の魅力が薄れてしまうように感じた。カンツォーネのイタリア語と日本語訳との比較もレッスンをとおして理解してはいたけれど、よりリアルな実感として日本語の難しさを感じた。
「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」オリヴィア・ワイルド
勉強ばかりしてきた女の子二人が卒業式前夜に、今まで遊ばなかった分を取り戻すくらいはじけてやろうと奮闘する物語。ティーンガールの冒険記である。
今までの自分を否定して変身するのではなく、自分は自分のまま、違う世界に飛び込んでいく彼女たちの姿はとても健全でポジティブでエネルギッシュ。いろんなタイプ・属性の個性あふれる同級生や先生たちが出てくるが、決してどの属性も否定したり悪くみせることなく、多様性を受け入れるってこういうことなのかも、というビジョンを見せてくれる。みんな違ってみんないい、そして私たちは最高!という映画でした。
<BOOK>
「最後の秘境 東京芸大」二宮敦人・土岐蔦子
芸大生を妻に持つ主人公が、芸大に潜入取材!天才たちのカオスな日常が垣間見られる、ドキュメンタリーマンガ。
「天才たちの日課」メイソン・カリー
作家、作曲家、発明家、画家や科学者などクリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々を、膨大なインタビューと資料をもとにまとめたもの。日々のルーティンを精密に決め、確実にこなすことで、脳を余計なことに使わない人が多かった。何かを生み出したい人は、真似してみる価値があるかも。