No.314

CDDVDTVMOVIE

 

Paul McCartenyの曲全般」

どの曲においてもボーカルだけということはなく演奏をしながら歌うほど、楽器の演奏に長けていることもあり彼のボーカルは、どんなリズムや曲でもそれにばっちり合わせて歌ってきます。

声が飛びぬけて出るというわけではありませんが、聴いている側からすると心地よくノリやすいと思います。

 

 

fantome宇多田ヒカル

今更ながら、昨年リリースされた宇多田ヒカルさんの新アルバムをきいた。

噂にはきいていたものの、やはり素晴らしい作品だった。

宇多田ヒカルさんのすごいところは、一見すごく見えないところだと思っている。

というのは、聞いている印象と実際に歌ってみる印象が全く違うのである。

耳で聞いて、よし、覚えた。と思って実際に歌ってみると、全く歌えないのである。

聞いている分にはとても気持ちいいメロディだが、歌ってみると滑らかに歌うことが難しい。

 

美女と野獣(実写版)」

3Dは期待通りの迫力で、前作にはなかったエピソードも加わり、新しい「美女と野獣」になっている。ただ、盛り込みすぎて、メインテーマが薄まってしまった感もある。

新しい歌も幾つか加わったが、オリジナルの名曲たちに勝るものではない。しかし、やはり名作。

 

「モアナと伝説の海」 屋比久ともな

可愛いお話で主人公の声の方も綺麗な声だった。

 

「朗読屋」NHK山口放送局制作ドラマ 

声の魅力について改めて考えた。 必要としている人にだけ見つかる24時間オープンしている図書館も興味深い。 

 

BOOK

 

「ツバキ文具店」小川糸 

ドラマで楽しんだので、鎌倉に遊び、原作を読んでみようと思った。

 

 

「独立宣言」原田マハ 

今、何かから独立したいと思っているのだろうか。今の気分に合う一冊だった。

 

1984」ジョージ・オウエル 

今更だが、この時代に既にこのことを書いていたということが凄くもあり、学べない人間を悲しくも思う。

 

「教師花伝書佐藤学 

風姿花伝の精神に沿い、教師の授業実践とその学びの有り様を考える、と帯にあり、教師として学び続けることの意義を考えた。

 

ガラスの仮面2324美内すずえ  

十年以上前に22巻まで読み、その後が気になっていた。今回Bookoffで遭遇。紅天女の舞台が実演可能であるならば、ぜひ見てみたい。

 

Three Wishes

セロニアス・モンクなどのジャズ・ミュージシャンを支援した、ロスチャイルド家出身のパノニカ・ドゥ・コーニグスウォーター(1913-88)がジャズ・ミュージシャン300人に聴いた3つの願いが、彼女の写した写真とともに紹介されている。彼女の死後20年たってから出版された。ホレス・シルバーNicas Dream」他、沢山のミュージシャンが彼女のために曲を書いている伝説の人である。

 

EVENT

 

ピーターラビット展」

かわいいイラストが印象的だったので行ってみたが、よくみると、ある意味残酷な事実もふくめてとりあげているためかわいいだけではない物語であることがわかった。

ピーターラビットのお父さんは。近所に住むマクレガー夫人にパイにされてしまっため、お母さんがひとりでこどもを育てているおり、人間にとって厄介者のウサギが、どう生き抜いていくか、という物語だった。

イラストの真ん中にパイ(おとうさん)が描かれてあり、何も知らなければかわいいイラストだなで終わってしまうのだが事実を知ってから見ると、非常に深い意味を持ったメッセージがこめられているのだな、と思った。

作者は非常に知的で博学な女性だったが、、学者として活躍することができず(当時女性が学会に入ることができなかったため)、絵本を書くことや農場を経営することに活動の場所を求めていたとのことだった。

イギリスではうさぎのミートパイは伝統食として食されているとのこと。このエピソードは作者があえて記したとのことで、単なるメルヘンではなく日常生活を送るために犠牲を払っている部分も記載しているところが感慨深い。レタスには催眠作用があるとか(真否は不明だが)、そんな知識も物語を読んでいるうちに自然に得られるようになっているところが優れていると思った。時代を超えて愛されるのももっともだと思った。

また絵本の登場人物のぬいぐるみやゲーム、教科書等、今でいうキャラクター商品を、時代にさきがけてつくっており、そこで得た収益を用いて農場を経営したり、たくさんの土地を購入している。死後は遺言によってナショナルトラストに土地を寄付し、自然保護の運動のさきがけともいえる活動をしている。

頭のいい人は、広範囲に活躍できるなと感心した次第。(感心している場合ではないのだが・・・。自分も何とかしないと思いつつアイデアが出てこない毎日を過ごしている今日この頃)

 

「幽玄」坂東玉三郎 鼓童 

能の題材をとりあげ玉三郎が演出する舞台。

能との演出の違いや鼓童の太鼓をどう入れていくかというのが見ものだったが、とてもよかった。

あまり詳しく書くとネタバレになるのでひかえるが、少なくとも能の舞台と比較してみるのが面白いと思う。

会社の同僚が、「羽衣」を鑑賞して全然わからなかったといっていた。

「中の舞」というゆったりした舞があるのだが、初心者には何をしているのか全然理解ができず途中で眠くなってしまったとのこと。

古典芸能の観客を呼び込むためには、懇切丁寧な解説も別途必要かと思った次第。

(あらすじや見どころについての説明など・・・。)

 

弦楽四重奏の夕べ」

日本フィルOBによる毎年恒例のコンサート。同じフロアで、演奏を聴きながらアルコールを楽しめる。1楽章終わるごとに拍手しちゃうお客さんもいて、私も同調して拍手。ヴィオラの新井氏の解説は毎回楽しみ。「第九のベートーヴェンも良いけど、自分が歳を取ると、彼らしくないかもしれないが、明るさのある若いときの作品に、心引かれる。未来への希望が感じられる」。この解説を聞き、ドラマチックなものだけが作品として素晴らしい、とは限らない、と改めて思った。パッと派手なもの、強い訴えがなくても、良い作品はあり、それが感じられるようになりたいと思う。」

CD/ヴァイオリン愛奏曲集・若林暢/山野楽器にジャズの楽譜を買いに行った際、「ミニコンサートが、もうすぐ始まる。ウィーンフィルの主席フルート奏者、ワルター・アウアーだ」と聞き、会場に行った。それは、昨年亡くなったヴァイオリンの若林暢さんのCD発売記念コンサートを、何度も共演した仲間として企画する、というもので、ヴァイオリンのパートをフルートで奏でるという試みだった。一人の亡くなったヴァイオリニストのために、友人が働く、ということに気持ちが引かれ、CDを買った。驚いた。ヴァイオリンって、こんなに綺麗で、こんなに感情豊かなのだとは知らなかった。亡くなったことが残念です。このCDはオススメです。」

 

「椿姫/パレルモ・マッシモ劇場」

ソプラノの主人公は、劇場の空気から一本の糸を引いてきて、それに声を載せて出しているみたいだった。初めて観る演目なので、ストーリーの細かい所はわからないけれど、ソプラノのデジレ・ランカトーレの声を聴いていたら、涙が出てきた。綺麗で切ない声だった。言葉を理解するという頭の作業を飛び越えて、声で働きかけるというのはすごいことだ。私の取り組んでいるシャンソンは言葉を語る、というけれど、言葉を伝えるだけじゃ頭を通過しないと働きかけにならない。声で働きかける、理屈ぬきで、という要素が少しはないと歌として、成り立たないような気がしてきた。バリトンのレオ・ヌッチの歌の終わりで、「あれ?今の音は高かったの?」と思ったら、たくさんのブラヴォがかかった。自分にはその声の技術のすごさがまだ分からなくて残念。しかし、下の声を引っ張っていないことはたしかだ。」

 

「まげもん」オペラシアターこんにゃく座

operaと歌舞伎のコラボを見ているような気がした。

まげもんでまがいもん 太鼓橋と障子・暖簾だけで場面を変える動きにスキがない。

 

「ほんとうの翻訳の話をしよう」村上春樹柴田元幸トークショー

15倍の倍率をくぐり抜け、村上氏の講演を拝聴できただけでも大満足だったが、「騎士団長殺し」の一節をご本人の朗読で聴く、という恩恵にあやかった。翻訳の面白さと難しさを知るとともに、朗読によって伝わる世界が広がることを再認識した。正確さか読みやすさかは永遠のテーマだろうが、「翻訳」「朗読」「伝えたいこと」がいまここのキーワードかもしれない。

 

OTHER

 

フリーアナウンサー 小林麻央さん逝く」

実姉小林麻耶さんと並んで、清楚な雰囲気が多くのファンの支持を集め、歌舞伎俳優市川海老蔵さんと結婚した後は名門「成田屋」の若女将として夫を支え、また将来の「成田屋」を背負ってゆく二人の子供の母として育児にも奮闘しました。

そんな麻央さんを病魔が襲いましたが、麻央さんは怯むことなく闘病に挑み、日々の闘病生活を自身のブログに力強く残してゆきました。

臨終の床で夫に囁いた「愛している」の一言が、麻央さんの辞世の句になりました。

かくして麻央さんはフリーアナとして、梨園の妻として生き切った、34年の短い命を終えましたが、今もブログは閉鎖されずに残され、その魂は多くのファンの心の中に生きております。

 

「痛快毒舌落語家 三遊亭圓歌師匠ご逝去」

「山のあなあなあな~」の台詞で広く親しまれてきた落語家であり、傍ら現役の僧侶として多くの人々の供養をしてきた圓歌師匠ご自身が、遂に供養される立場になってしまった、と言ったら圓歌師匠のファンからお叱りを受けることでしょうが、案外ご本人は「人は誰でも何時かは死ぬんだから、そんな当たり前のつまんねえこと言うんじゃねえやってんだ、馬鹿!」と啖呵を切って大笑いされるのではないだろうかと思います。

1983年9月、女性漫談家都家かつ江師匠が亡くなりました。圓歌師匠がかつ江師匠宅での葬儀に参列するため、近所を彷徨っているところへ、当時電気工事士だった父の車が通りかかりました。圓歌師匠は父の車に近づくなり、かつ江師匠宅への道順を訊ねてきたそうです。父は偶然かつ江師匠宅の場所を存じ上げていたため、圓歌師匠に教えて差し上げたところ、圓歌師匠は丁重に礼を述べてかつ江師匠宅へ向かって歩いてゆかれたそうです。

毒舌家とか、生意気とか酷評されている圓歌師匠の、意外な素顔が存在したようです。

 

「職人技に拘るステレオメーカー オンキョー株式会社」

どこの企業も標準品の性能・品質は似たようなもの。オンキョーにも標準品のラインナップはあります。

しかし、オンキョーではその他に、音に拘るユーザー向けに、音に拘る職人が、コストも惜しまずに作り上げたハイレゾ対応のミニコンポを、台数限定、受注生産で提供していることがわかりました。

ただ単に仕様書に従って規格通りの安い部品・素材を、規格通りの寸法・数値で作るのではない。

部品や素材同士の相性も考えて最高の組み合わせで組み立てる。

例えば、天然セルロース繊維を含有するスピーカの振動版、共鳴を高めるために厳選された天然木の外装ボックス、真鍮削り出しによる騒音インシュレータ。

しかも、組み上がったところで生身の人間の感性による入念なチューニングを行う。

だから、狭いワンルームマンションの一室で、ボリュームを抑えて聞いても、臨場感と奥行きのある、素晴らしい響きが実現できるのです。定価350,000円と言われても文句なし!

「本当の商売とは銭勘定ではなく、お客さんを本当に喜ばせること」と、オンキョーの開発担当者が語っていました。

この機種は、今後医療分野での「音楽療法」にも役立つものと期待されております。