No.273

CD

 

「ソロピアノ・リフレクションズ」エリス・マルサリス 

最初に聴いた瞬間から耳馴染みの良い音と感じました。派手なところがなく、柔らかい。音の入り方がとてもシャープなのに鋭さを感じない。続けて3回聴いてしまった。解説書によると、ずっとクラシックを勉強していて、演奏活動は最初からジャズだという。研究所が基礎を声楽に取って、出力は本人の自由というのと似ていると思いました。

 

「胸が痛い」憂歌団

 会報に載っていたので聴いてみました。本当に胸が痛いと言っている!胸が痛いということを、メロディと歌詞で伝えるのではなく、胸が痛いと本人が言っている。このギャップをどう埋めたら良いか、自分で本当に分かれば、もう一歩先に進めると思う。

 

DVDCINEMATV

 

underground

旧ユーゴの悲しい歴史を独特な視点で描いた傑作です。音楽が常に絶えない映画。

 

「スコラ 坂本龍一の音楽の学校 」NHKEテレ(木曜1125

音楽の定義づけや産業の発達に伴って変遷していく電子音楽の特集があってとても理論的に理解できた。二月は日本の伝統音楽を取り上げるとのことだがどのようなアプローチでなされるかがとても楽しみ。(伝統芸能は口伝で伝えられるが坂本氏が理論的にどう解明するかに興味がある)

 

BOOK

 

ユーミンの罪 」酒井順子

松任谷由実の曲をそれができた時代背景と照らし合わせて考察している。これを読んで、今まで何気なく聞いていた松任谷由実の曲は、本人の美意識とその時代に好まれたモチーフ、その曲から人に何を伝えるか、など様々な要素を吟味して作られていると感じた。

 

 

EVENT・その他>

 

「金子一朗氏」

数学教師を務めながらピアニストとして活躍。著書を読んだが時間がない中でどうやって練習をするか、どう上達させるかが具体的に書いてあった。音楽理論を学習し理解することが作品を作るための効率的な練習になることが書いてあって納得できた。

自分自身はピアノからはるか遠ざかっているのだが、ひょっとしたらこのように練習していけばまたある程度弾けるのではないかという気がした。(まだ実行に移してませんが・・・音楽理論を学習することで作品を深く理解できるということに魅力を感じています)

 

<店>

 

「金魚カフェ」

JR代々木駅北口1分の小さなカフェで、ギャラリーもやっています。落ち着いて本を読みたい時などにいくのでコーヒーなどが私は多いのですが、軽食もとれるみたいなので、いごごちのよいカフェです。

 

「ふうが屋」

金魚カフェの隣りの欧風料理のレストランです。あまり大きな店舗ではありませんが料金もリーズナブルでパスタやピザを軽く食べたい時に利用できます。

 

「串揚げ 串亭」

JR代々木駅北口徒歩1分の串揚げ専門店です。ディナーはそこそこの値段ですがランチが1000円で頂けて、お勧めは、アジフライの定食かなぁ。

 

「マーブルラウンジ(デザートブッフェ)」新宿

時期ごとに様々なフェアを行う同店、今回はクリスマスフェアが催されていた。来訪は二度目で、前回は良い印象があったのだけれど、今回は残念だった。この時期、クリスマスイベントさえ行っていれば黙っていてもお客さんが来る時期ではあるのかもしれない。でも、肝心の料理に「これは美味しい」と思うものは1つもなかった。ブッフェ台に並ぶデザートはチョコレートものが多く、しかしどれも特徴的ではない。軽食のコーナーには春巻きとサンドイッチ、ちまき、スープがあったが、正直なところコンビニのものにも劣る味。フェアごとにシェフを招聘しているようなのでフェアが変われば味もガラリと変わるのだろうけれど。

 

「BAR AURUM(フレンチ)」銀座

半分がバーで、半分がレストランといった趣のお店。きちんとしたバーで作られるお酒を飲んでみたいと思い、この店を訪れた。店名にBARと入っているだけに、お料理にはそこまで期待していなかったが、良い意味で期待を大きく外れた。牛頬肉の煮込みやポルチーニ茸のリゾットが特に美味しく、丁寧に作りこまれた味がする。エスカルゴもフランス産のカタツムリを使っていて、ソースだけに頼らない味と食感を楽しめる。カクテルに関してはメニューに載っているドリンクが少なく、こちらとしても知識が乏しかったため、好みに合わせてざっくりと作ってもらう形になった。当然のことかもしれないが、居酒屋の「カクテル」欄に並んでいるようなカクテルとは別物で、同じベースのアルコールでも無数のバリエーションがあるようだった。お料理とも相性のいいものを作って頂き、総じて満足度の高いお店だった。