15.「音の集まり」

 音はたくさん集まると、まるですべての色が交じり合ってダークな星になるように、闇となります。そこでは、すべてが聞こえているがために、たった一つの声も聞こえないのです。都会は音があってもなくても、ひときわ孤独を感じるのは、そのせいかもしれませんね。