8.「音の恐怖」

私がもっとも怖かったのが、中国のホラー(お化け屋敷)でした。

暗いところでヘッドホンの音を聞くのです。

ことばがわからなくても、そこでの風の音、物音、足音に、恐怖はつのりました。

ことばがわかったら、もっと怖かったでしょうか。

あるいは、たいしたことがなかったかもしれません。