2.「動物の声」

動物の鳴き声は、声といってよいのかと迷うほどに、私たちにさまざまな思いをもたらせます。

古代人類は、猛獣の声に怯えたことでしょう。

狼に襲われた体験があれば、その遠吠えは、何よりもの恐怖だったはずです。

黒板やガラスのキィーという音を多くの人が嫌がるのは、太古の昔、人間の天敵であった、鳥の声に似ているからだといいます。私たちの頭の爬虫類の脳というところに深く刻み込まれているのです。