2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「みかんの花咲く丘」 009

大事なことは、この曲は8分の6拍子であるということです。8分の6拍子は2拍子で感じることが基本ですのでその点はいつも頭に入れて歌ってください。拍子感というのはとても大事で、拍子感のない歌は聴きづらいですし実際に歌いづらいものです。あくまでも私の…

「ちいさい秋みつけた」 010

単純な曲ですが、とてもよいトレーニング課題だと思います。高すぎず低すぎず、どの声部に人にも出しやすい課題だと思います。この曲は感情をこめすぎても変ですし、大きな声で歌い過ぎても変です。特に大きな声、力任せに歌っている人にはとてもよいトレー…

「花(すべての人の心に花を)」 007

最初にmfと書いてあるとおり快活に歌い始めましょう。楽譜に書いてある強弱記号にそって歌っていくとそのまま良い音楽になっているので、楽譜に忠実に歌うように心がけてください。7小節などは低い音からのアルペジオなので支えと息の流れを常に意識してトレ…

「夏の思い出」 008

この歌は歌うこと自体はそんなに難しい曲ではありません。 むしろ情感豊かにたっぷりと歌うべき音楽だと思います。ただ最後から3小節の「おぜ」という言葉はとてものどにきやすいフレーズです。ゼという言葉は、喉がしまりやすく浅くなりがちな言葉なのでど…

「赤とんぼ」 005

私はこの歌の楽譜をこの本で初めてみました。こうして実際音符にしてみてみるととても難しい曲だということに気づかされます。5~6小節だけでとても嫌な(難しいという意味で)音域の広さだなと感じさせます。特に高い音でのエ母音はうまくジラーレしないと…

「椰子の実」 006

この歌はイタリアのベルカントのような曲です。絶対的なレガートで各フレーズを歌うようにしましょう。レガート唱法というのは日本人にとってとても難しいものです。外国語のように長母音などがあればよいのですが、アクセントも高低ですし各言葉に子音が入…

「荒城の月」 003

1番:6小節のレの音は少しこもったオ母音でうたうとスムーズに音が流れていくとおもいます。ここを開きっぱなしの声でいくと曲調と合わなくなるので注意しましょう。13小節から16小節は低い音域をフォルテとピアノで歌い分ける技術がもとめられます。フォル…

「故郷」 004

この曲の特徴としてウ母音が多いことがあげられます。「ふるさと」などは何度も繰り返し出てきますがこのウの母音は深いポジションでのウの母音で是非歌っていただきたいと思います。もしウの母音が苦手な方は一度無理やりオの母音に作りなおしてオで歌って…

「浜辺の歌」 001

出だしが低いこの歌はしっかりと息を吸ってよく下がった喉で歌いださなければいけません。このうたはフレーズがゆったりと少し重ためなのでレガートで歌うのはとても難しいです。よく息をコントロールしてこのフレーズを歌いましょう。8~10小節は音の跳躍が…

「からたちの花」 002

まずこの歌を歌う上で常に心がけておかなければいけないのは決して声を大声で張り上げてはいけないということです。そして絶え間ないレガート唱法で歌うということです。6小節はミックスされた声でなければいけません。特に男性は声をチェンジ(ジラーレ)で…